独り言
規制についての独り言です。
長いです。
長いです。
今回の総選挙うんぬんで色々と取沙汰されている規制問題について。
政治の話は他人との話題に出すなと言われるほど、
個人の思想によって違いの出る話なので、ここでは出しません。
(蛇足ですが、私は毎回選挙で投票しております)
規制問題ですが、いろいろな噂が憶測を呼んでいる状態です。
その真っ只中で、今回はいわゆる「ロリ物」をしこしこ作っていた訳ですが、
やっぱり今でも登録できるのか、と危惧を抱いております。
時期が時期ですし、世間の目というものもあると思いますし。
DLsiteさんの方では「特別な規制は様子見である」というアナウンスが
サークル向けにされておりましたが、それだけを拠り所に、製作を続けていました。
ですので、今回は本当に不安が胸から去らない状態です。
世間で大っぴらに大手を振って頒布できるものではないという負い目みたいなものを、
今回はしみじみと実感しました。ちょっと葛藤もしました。(いつもだけど)
大昔の春画の時代から、人々はいわゆる性に関するものを、陰でですが、楽しんできました。
もし春画が誕生しなければ、アダルトビデオがなければ、エロ漫画や同人がなければ、
それで犯罪が減少するのでしょうか?
正直、確かにエロを全滅させることによって0.00?%の犯罪は起こらないかもしれません。
でもそれは、「ここにスーパーがなければ万引きしなかった」という理屈と同じだと思います。
犯罪を犯すのは、触発されるもののせいではなく、その人間の人間性です。
責められるべきは、「エロものを見たからムラムラした」部分ではなくて、「ムラムラしたから犯罪起こしちゃった」部分です。
社会を形成しない人間は脆い生き物ですから、生物としてよりよい方向は、社会を作ることです。
人間は、何がしかの精神的欠陥がなく
(ここでいう欠陥とは、俗に言う反社会性人格などのことです。誤解なきよう。)
全うに育てば、道徳や社会の規則などを自然と身につけるように作られていると思います。
そうならないのは、なにか原因があるのでしょうが、それが成人向けの産業によって引き起こされているというのは、いかにも馬鹿げた理屈です。なぜなら犯罪は、性によるものだけではないからです。
正直、なぜモザイクというものがあるのか、それもわかりません。
私が聞いた説では、AV業界でのモザイクの始まりは、
「これは性器が結合してないんだよ。演技だよ。だから違法じゃないよ。でもモザイクをかけることで、それらしく結合してみえるでしょ?」というフェイクのためだと。
一般の説とは逆ですね。
これが正しいとすると、「新モザイク事件(?)」は、
「モザイクが薄く、卑猥な部分が判別可能なので違法」
ではなく
「モザイクが薄いことによって、演技ではなく本当に性交していることが警察にわかってしまったので違法」
ということになりますね。
ただ、性器自体を猥褻だと判断するかどうかでも変わりますが……。
どっちにしろモザイクをかけても、それが性に関するものであることは、
子供でも敏感に感じるものです。それは、体験からでも断言できます。
ですから、一番におこなうべきは、モザイクではなく、未成年には徹底的にゾーニングを施し、
責任が取れないうちには、代わりに責任をとるべき保護者の判断で、それらに触れさせないことです。
正直、ネットに無修正やらなんやらが蔓延している今の状態では、未成年にはネット自体を禁止するべきだと思います。
もし、「規制に賛成している未成年の保護者」が、未成年にネットを自由に閲覧させているとしたら、その未成年が何らかの事件を起こそうがそれがネットのせいだろうが、一言も文句を言うべきではない、と思います。
なぜなら、その「監督すべき個人の責任」のほうが、「社会の責任」より重いと思うから。
社会が今行うべきことは、「性に関することを規制すること」ではなく、
「この場所は性に関するものがフリーだから、問題があるなら子供近づけちゃ駄目!」であると思います。
それを徹底して、それでもなお、おバカちゃんの未成年がそれによって問題を起こしたら、
その時責められるのは「監督責任を果たさなかった保護者」でいいと思います。
性に関する表現をしている者にとっても、いつ誰かに文句をつけられかねない状態は脅威です。
初めから未成年に見せるつもりで未成年相手に表現、あるいは商売しようとしている人は、そうそういないと思います。多分、規制賛成者は、ここの部分を誤解しているのではないでしょうか。
誰だって、未成年を引っ張り込んで問題となるリスクよりも、安心して陰で大人相手に表現ができるメリットを選びます。
ですので、一律の表現規制ではなく、ゾーニング規制こそが、本当の規制になりうると、世界の片隅でちまちまエロイ絵を描いている者は思っているわけです。
これはあくまでも二次元中心の話で、実世界で未成年嗜好で犯罪を犯す人間は、どんどん取締りを強化するべきだと思っています。
そこには被害者が存在するからです。
性犯罪を犯す人間は、本当に卑劣で最低な人間だと思っています。更正の機会を与えて、それでも再犯したら、一生自由を奪うか、薬かなんかで性的欲求を除去したほうがいいと思う。
でも、絵での表現は、それとは別のものです。
別に芸術家を気取るわけじゃないけど、戦争は悲惨だったけれど、戦争に関する絵画っていっぱいありますよね?悲惨だから、本当は思い出したくもないだろうけど、でも、それを表現することを欲する人間って一杯いるんです。現実と近い表現だからって、それがすなわち現実に直結していると考えるのは、短絡的過ぎます。
先程の例を続けると、戦争の絵を描いたからって、戦争を望んでいることになりますか?
犯罪の被害者がどんなにつらい思いをしたかを表現するためにその犯罪を詳しく描写したら、犯罪者予備軍なんですか?
簡単に言いましょう。
成人が性に関する事柄を、絵や文章や映像で表現すること、それを成人が鑑賞して、性に関する衝動を覚えることの、何が問題なんですか?
これだけです。
そのほかの事柄は、全部、それに付属しているだけの問題です。
未成年者を性産業から守ることも、ムラムラした人間が犯罪を起こすことも、ただ「キモチワルイ」から、そういうものを見る人間を色眼鏡で見ることも。
問題はまだあります。
卑猥物のはっきりとした線引き、恣意的に「性目的かどうか」を警察に決められてしまう状態、性的なものによって犯罪が引き起こされているという統計的な証明、諸々ひっくるめて、今回の規制には、私は反対をしています。
ここまで偉そうなことを書いてきましたが、もし私が作品を発表することで、猥褻物何とかとか児童何とかで捕まったら、恐ろしくて、ここで書いたことの何分の一も主張できません(言い切ります)
私は個人だけれど、相手は社会だから、到底太刀打ちできません。
だけど、もし、私のように何がしかの問題を感じている人がいたら、ちょっとだけ考えてください。
そして、機会があれば、それをちょこっと主張してみてください。
建前かもしれないけど、社会を作るのは、私達ひとりひとりだから。
と、きれいにまとまった所で。
まー、最終的には
「捕まるかもしんないの怖いよー」
「安心してエロ描きたいよー」
「これからもエロもっと読みたいよー」
っていうだけなんですけどね(笑)
政治の話は他人との話題に出すなと言われるほど、
個人の思想によって違いの出る話なので、ここでは出しません。
(蛇足ですが、私は毎回選挙で投票しております)
規制問題ですが、いろいろな噂が憶測を呼んでいる状態です。
その真っ只中で、今回はいわゆる「ロリ物」をしこしこ作っていた訳ですが、
やっぱり今でも登録できるのか、と危惧を抱いております。
時期が時期ですし、世間の目というものもあると思いますし。
DLsiteさんの方では「特別な規制は様子見である」というアナウンスが
サークル向けにされておりましたが、それだけを拠り所に、製作を続けていました。
ですので、今回は本当に不安が胸から去らない状態です。
世間で大っぴらに大手を振って頒布できるものではないという負い目みたいなものを、
今回はしみじみと実感しました。ちょっと葛藤もしました。(いつもだけど)
大昔の春画の時代から、人々はいわゆる性に関するものを、陰でですが、楽しんできました。
もし春画が誕生しなければ、アダルトビデオがなければ、エロ漫画や同人がなければ、
それで犯罪が減少するのでしょうか?
正直、確かにエロを全滅させることによって0.00?%の犯罪は起こらないかもしれません。
でもそれは、「ここにスーパーがなければ万引きしなかった」という理屈と同じだと思います。
犯罪を犯すのは、触発されるもののせいではなく、その人間の人間性です。
責められるべきは、「エロものを見たからムラムラした」部分ではなくて、「ムラムラしたから犯罪起こしちゃった」部分です。
社会を形成しない人間は脆い生き物ですから、生物としてよりよい方向は、社会を作ることです。
人間は、何がしかの精神的欠陥がなく
(ここでいう欠陥とは、俗に言う反社会性人格などのことです。誤解なきよう。)
全うに育てば、道徳や社会の規則などを自然と身につけるように作られていると思います。
そうならないのは、なにか原因があるのでしょうが、それが成人向けの産業によって引き起こされているというのは、いかにも馬鹿げた理屈です。なぜなら犯罪は、性によるものだけではないからです。
正直、なぜモザイクというものがあるのか、それもわかりません。
私が聞いた説では、AV業界でのモザイクの始まりは、
「これは性器が結合してないんだよ。演技だよ。だから違法じゃないよ。でもモザイクをかけることで、それらしく結合してみえるでしょ?」というフェイクのためだと。
一般の説とは逆ですね。
これが正しいとすると、「新モザイク事件(?)」は、
「モザイクが薄く、卑猥な部分が判別可能なので違法」
ではなく
「モザイクが薄いことによって、演技ではなく本当に性交していることが警察にわかってしまったので違法」
ということになりますね。
ただ、性器自体を猥褻だと判断するかどうかでも変わりますが……。
どっちにしろモザイクをかけても、それが性に関するものであることは、
子供でも敏感に感じるものです。それは、体験からでも断言できます。
ですから、一番におこなうべきは、モザイクではなく、未成年には徹底的にゾーニングを施し、
責任が取れないうちには、代わりに責任をとるべき保護者の判断で、それらに触れさせないことです。
正直、ネットに無修正やらなんやらが蔓延している今の状態では、未成年にはネット自体を禁止するべきだと思います。
もし、「規制に賛成している未成年の保護者」が、未成年にネットを自由に閲覧させているとしたら、その未成年が何らかの事件を起こそうがそれがネットのせいだろうが、一言も文句を言うべきではない、と思います。
なぜなら、その「監督すべき個人の責任」のほうが、「社会の責任」より重いと思うから。
社会が今行うべきことは、「性に関することを規制すること」ではなく、
「この場所は性に関するものがフリーだから、問題があるなら子供近づけちゃ駄目!」であると思います。
それを徹底して、それでもなお、おバカちゃんの未成年がそれによって問題を起こしたら、
その時責められるのは「監督責任を果たさなかった保護者」でいいと思います。
性に関する表現をしている者にとっても、いつ誰かに文句をつけられかねない状態は脅威です。
初めから未成年に見せるつもりで未成年相手に表現、あるいは商売しようとしている人は、そうそういないと思います。多分、規制賛成者は、ここの部分を誤解しているのではないでしょうか。
誰だって、未成年を引っ張り込んで問題となるリスクよりも、安心して陰で大人相手に表現ができるメリットを選びます。
ですので、一律の表現規制ではなく、ゾーニング規制こそが、本当の規制になりうると、世界の片隅でちまちまエロイ絵を描いている者は思っているわけです。
これはあくまでも二次元中心の話で、実世界で未成年嗜好で犯罪を犯す人間は、どんどん取締りを強化するべきだと思っています。
そこには被害者が存在するからです。
性犯罪を犯す人間は、本当に卑劣で最低な人間だと思っています。更正の機会を与えて、それでも再犯したら、一生自由を奪うか、薬かなんかで性的欲求を除去したほうがいいと思う。
でも、絵での表現は、それとは別のものです。
別に芸術家を気取るわけじゃないけど、戦争は悲惨だったけれど、戦争に関する絵画っていっぱいありますよね?悲惨だから、本当は思い出したくもないだろうけど、でも、それを表現することを欲する人間って一杯いるんです。現実と近い表現だからって、それがすなわち現実に直結していると考えるのは、短絡的過ぎます。
先程の例を続けると、戦争の絵を描いたからって、戦争を望んでいることになりますか?
犯罪の被害者がどんなにつらい思いをしたかを表現するためにその犯罪を詳しく描写したら、犯罪者予備軍なんですか?
簡単に言いましょう。
成人が性に関する事柄を、絵や文章や映像で表現すること、それを成人が鑑賞して、性に関する衝動を覚えることの、何が問題なんですか?
これだけです。
そのほかの事柄は、全部、それに付属しているだけの問題です。
未成年者を性産業から守ることも、ムラムラした人間が犯罪を起こすことも、ただ「キモチワルイ」から、そういうものを見る人間を色眼鏡で見ることも。
問題はまだあります。
卑猥物のはっきりとした線引き、恣意的に「性目的かどうか」を警察に決められてしまう状態、性的なものによって犯罪が引き起こされているという統計的な証明、諸々ひっくるめて、今回の規制には、私は反対をしています。
ここまで偉そうなことを書いてきましたが、もし私が作品を発表することで、猥褻物何とかとか児童何とかで捕まったら、恐ろしくて、ここで書いたことの何分の一も主張できません(言い切ります)
私は個人だけれど、相手は社会だから、到底太刀打ちできません。
だけど、もし、私のように何がしかの問題を感じている人がいたら、ちょっとだけ考えてください。
そして、機会があれば、それをちょこっと主張してみてください。
建前かもしれないけど、社会を作るのは、私達ひとりひとりだから。
と、きれいにまとまった所で。
まー、最終的には
「捕まるかもしんないの怖いよー」
「安心してエロ描きたいよー」
「これからもエロもっと読みたいよー」
っていうだけなんですけどね(笑)